ウサ川くんの誕生日当日。
ウサ川くん「やあ。ウサ田くん。よく来てくれたね」
ウサ川くん直々のお出迎えです。
ウサ田「ウサ川くん。誕生日おめでとう」
ウサ田はポケットからおもむろににんじんを一本取り出しました。
ウサ田「これ、君が好きだと思って…。誕生日プレゼント」
ウサ川君「うわあ。にんじんかい? 嬉しいよ。ありがとう」
ウサ田はほっと胸をなでおろしました。
ウサ川くん「と、いうとでも思ったか?」
ウサ田「え?」
ウサ川くんがものすごい形相でウサ田を睨みつけています。
ウサ川くん「にんじん一本? ふざけんのは顔だけにしろや」
ウサ川くんがウサ田の胸倉を掴みます。
ウサ川くん「俺、今年で42だぞ!? テメエなに人の誕生日ににんじん持ってきてんだよ」
ウサ田「ご、ごめん」
ウサ川くん「テメエは参加しなくていい。外でにんじんでもかじってろ」
ウサ田くんは誕生日会に参加できませんでした。
ウサ田くんのいない誕生会はとても盛り上がったようです。
GAME OVER
相手がウサギだと思ってにんじんを持っていくのは安易で軽率です。
ウサ川くんの年齢も考えましょう。