2月12日

「カールじいさんの空飛ぶ家」 (100点満点中85点)

 

ピクサー映画はハズレがないというのはもはや常識になりつつありますが、この映画も例に漏れず面白いです。

キャラクターの顔が全体的に四角くていいですね。

ピクサーは独自のCGらしさを持っているんでしょうか? 毎回細かいところにお茶目なセンスの良さを感じます。

 

家に無数に風船つけて飛ぶっていう発想はギャグマンガ寄りですけど、

おじいさんを主人公にするとレトロ感が強調されていいですよね。

 

まだ映画を観てない人にあんまり内容は教えたくないんで、今から完全に嘘つきますけど、

この映画のうち、本編の5割は肉弾戦で、3割は殺人シーンで、残りの2割はひたすらジジイがロボットみたいな動きでエアSEXしてます。

 

夢を見ることに早いとか遅いとかはないんだという分かり易いメッセージもストーリーを通して心に染みますね。

老人だってクライマックスには勢いありますよ。

僕はこの映画を映画館で観たんですけど、映画を観終わってから劇場をあとにする観客達の感想がいつもとは違いました。

なんか「面白かったね〜」とかよりも

「老人って結構頑丈なんだね〜」とか、

「これからは優先席でも席をゆずる必要はないね〜」とかいう感想の方が多かったなあ。

 

でも、実際におじいちゃんとかおばあちゃんと同居してる方は試しに風船くくりつけて飛ばしてみな? 大冒険して帰ってきますから。