2010年6月19日
「グラディエーター」 (100点満点中95点)
本当にカッコいい男は、目の前に生肉が置かれた瞬間にかぶりつく。
まあこの映画の主人公はそんなやつじゃないけど、主演のラッセル・クロウはそんな顔つきですよね。
「人肉は非常に興味深い食材だね。機会があればガンガン食っていきたいと思っている」
みたいなね。
この映画の舞台はそんな男に相応しい古代ローマのコロッセオですよ。
円形闘技場で奴隷達が殺し合う。それをみて観客達が熱狂するという時代があったのかと思うと、恐怖を感じずにはいられません。
この怖さを芸能人に例えると誰だろう。クリス松村だな。
さて、僕らの恐怖の対象であるコロッセオに落とされたのが、ラッセル・クロウ演じるローマの英雄、大将軍マキシマスです。
戦略家であり、凄まじい剣技を持つ剣士であり、人望の厚い彼は皇帝から絶大なる信頼を得ていました。
しかし、野心家である皇帝の息子の謀略によって全てを失います。
絶望したマキシマスは失意のまま奴隷にまで身を落とし、変わり果ててローマに戻って来ることに。
一方、マキシマスを地に落とした皇帝の息子はローマの新皇帝となり、コロッセオで日々残虐な殺戮ショーを開催します。
コロッセオの競技に力を注ぐ事が民衆の支持に繋がると考える皇帝と、奴隷として命懸けの剣闘を強要されるマキシマス。
身分が大きく離れ、途切れたはずの二人の道は再び繋がります。
勝ち続けることが正義のコロッセオで、マキシマスは再び皇帝を脅かす存在となっていくのですか?
異例の宣伝費をかけたアカデミー賞作品賞受賞作品。
迫力ある映像はやっぱりこういう映画に使わなきゃね。その名に恥じない素晴らしい作品です。
ちなみに闘技場で無様に死ぬ雑魚共はおまえたちです。今が平和な時代でよかったな。