2010年2月8日
「スラムドックミリオネア」 (100点満点中95点)
これも今更紹介するまでもないとは思うんだけど、(そんな映画しか紹介しないサイトだ)
インドのムンバイを舞台にした映画。スラム街の少年の成功を描いた青春映画。
前にここのサイトは日記の更新がめんどくさくなって、インド人に日記を書かせていたんだけど、
「ナンが食べたくなった」とか言って帰っちゃったから、本当にクソだな。この国はとか思ってたけど、
この映画を観るだけでインドの見方が変わった。本当に生きるエネルギーに満ち溢れた国だ。
例えば昔、東野幸治さんとナイナイの岡村さんがなんかの番組でインドに行ってたんだけど、
適当に入った料理屋で、店主がサービスみたいな感じで頼んでもいない料理を次々と持ってきて、
会計の値段をものすごいボッタクってたんだけど、そういうのって、生きるエネルギーに満ち溢れてないとできない行為ですよね。
思い出すだけで反吐が出ます。
でもなんか日本でインド人が経営しているカレー屋さんって結構優良だよね。
だってインド人が経営してるのに全っ然ハエが飛んでない!! ってスティーブンスピルバーグが言ってた。←人のせい
とりあえず、僕の中で優良な映画の条件として「退屈する時間が少ない」って言うのがあげられるんだけど、←当たり前
これはスラム街の少年達の生活の実状だったり、インドのマフィア特有の恐ろしい面だったりが垣間見れるから、
僕達の日常では出会えない世界観がグイグイとストーリーに引き込んでくれる。
あとは予告にもある、「少年はなぜクイズに正解できたのか?」
という謎を解き明かしていく演出も、観ている人を退屈させない。退屈させないどころかこれは唸る。
インド映画ってだけで敬遠している人、
デザイン雑誌のクォーテーションでもムンバイはピックアップされていて、芸術的かつ爽やかな街ですよ。
少なくともお前らより日本人よりは不潔じゃないです。←スティーブン・スピルバーグの口癖
まだ観ていない人は是非観てください。
ダニーボイル監督の「トレイン・スポッティング」はあんまり好きじゃなかったけど、この映画は大好きだ。名作。