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2010年10月6日

コララインとボタンの魔女(100点中90点)

 

「え、映画って、さ、最高に興奮し、しますよね……。ひ、人の人生が、の、覗けるから……」←レンタルビデオ屋で映画を借りるときに店員に向かってこれを言うのがマイブーム。

「あ、あなたの人生も、え、映画になったら、か、借りたい……」

 

そう言えばナイトメアビフォークリスマスの監督ってずっとティムバートンだと思ってたんですけど、

名前をみたらヘンリー・セリックという明らかに聞いた事のない人が元気いっぱいに飛び出してきたので完全にアレルギー反応がでました。

ちなみにティムバートンは監督ではなく製作だったんですね。製作ってなんなんですか? いい加減にしてください。

 

というわけで、このコラライン(原題)はナイトメアビフォークリスマスでお馴染み? のヘンリー・セリック監督の作品です。

前から面白そうだと思っていたのですが、なかなか観る機会がなく、結局DVDになるまで待っちゃいました。

 

で、これすごく面白かったです。ビジュアルとアニメーションがかなりレベル高いし、独特。

「ナイトメアビフォークリスマス」と「コープスブライド」のダークな世界観が好きなら、この映画もかなり楽しめると思います。

特にアニメーションの凝りようは異常で、オープニングのアニメーションなんかはあまりに滑らかすぎてドン引きしました。

マジで3Dソフトで作ったレベルで、途中からもうパペットアニメーションだということを忘れてしまい、コララインが普通に実在する人間として観ちゃってました嘘です言い過ぎた。

でも本当に凝りかたがハンパじゃない。この作品は5年がかりで制作して主人公のコララインの表情は20万通りもあるそうです。多すぎる。

僕なんてここ数ヶ月間は2通りの表情しか使わずに人生歩んじゃってますけど。真顔と豚みたいな卑屈な笑顔。

人間はね、この2つの表情があればだいたい生きていけるんだよ。

ちなみに前作のジャックの表情は15通りだったらしく、映画紹介のチラシでは自慢気に比較してましたが、ジャックは人間じゃないから比べるのはどうかと思います。

だいたいジャックの表情は少ないだろ。観てて「コイツ、感情ねえな」って思ったもん。眼球すらないし。

でもなんでもかんでも比較したくなる気持ちも分かる。これだけ手がこんでたら、やはり売りこみたくなりますから。

とにかく優れたアニメーションで、これほど滑らかに動くパペットアニメみたことない。カメラもガシガシ動くから驚愕の一言。これだけでも一見の価値ありです。

ホラーとしてはライトなタッチで怖すぎず優しすぎずってかんじ。でもクライマックスはハラハラしますし、きっちり盛り上がります。所々面白い演出を混ぜる

からストーリー展開はありがちでも古さを感じないんですよね。映像作品ならではの良さが存分にでています。世代を選ばず見易いですよ。

 

ちなみにコララインの声はアイアムサムの子役・ダコタ・ファニングでした。もう結構大人になったのでしょうけど、子供の声もなかなか自然で良かったです。

キャラクターやコンセプトアートは日本人がやっていると聞いてびっくりしました。アニー賞を受賞したそうで、おめでたいですね。 

 

「や、やっぱり映画って、さ、最高にいいものですね……。み、みんなも、そう思うでしょ……?み、みんなの人生も、み、観たい……」