ウサ川くんの誕生日当日。

 

会場がざわめいています。

「すげえよ。プレイステーション3だ」

「誰が持ってきたんだよ?」

ウサ田は胸をはって答えます。

ウサ田「ウサ川君。誕生日おめでとう。はい。プレイステーション3」

ウサ川くん「え? あ、ありがとう」

ウサ川くんが感激しています。

ウサ田はいいプレゼントをあげることができたようです。

ウサ川くんがプレイステーション3を高々と持ち上げました。

ウサ川「おーい。これ買いたいヤツいる?」

ウサ田「え?」

会場がどよめきます。

ウサ川「3万でいいや。3万で。欲しいやつ、手上げて」

「安い。俺欲しい」

「俺も俺も」

次々と手が挙がります。

ウサ田「あの…ウサ川くん…?」

ウサ川くん「ありがとな。いい収入になったわ」

ウサ田「あ、うん…誕生日おめでとう。ウサ川くん」

ウサ川くん「来年も頼むな。それから、ウサ川くんっていうのやめろ。ウサ川様だろ?」

ウサ田「うん…ごめんね…ウサ川様…」

 

こうして、ウサ田は誕生日パーティーでウサ川くんに喜んでもらえるプレゼントを渡すことができました。

その後も、ウサ田はウサ川くんの奴隷として、毎日を楽しく過ごしましたとさ。

 

HAPPY END

 

見事です。ウサ川くんに喜んでもらえました。

とはいえ、ちょっと問題が簡単すぎたような気もします。

人間が喜ぶのは現金。

これは分かって当然です。

 

と、こんな感じで物語を進めていくのが冒険です。

だいたい分かりましたでしょうか?

 

 

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