「今日はハンバーガーで有名なドナルド・マ・マクドナルドさんに来ていただきました。よろしくお願いします」
「よろしく」
「では、早速色々質問をしてみたいと思います。よろしいですか?」
「よろしいよ」
「では、普段のお食事はどのようなものを食べられていらっしゃいますか?」
「主にモスバーガーだね。あそこはうまいね」
「はあ。なるほど」
「ハンバーガーが高級って所もいいよね。ほら、俺って高級志向じゃん?」
「『じゃん?』って聞かれてもよく知りませんけど……。マクドナルドのハンバーガーは食べないんですか?」
「食べねえ。ナゲットしか食べねえ」
「そうですか? 次の質問にまいります。よろしいですか?」
「よろしいよ」
「休日は何をされていますか?」
「クレンジング」
「え?」
「やっぱな。肌があれるからな。あのメイク正直言ってかなりうぜえ。見てる奴もうざいと思ってるかもしれないけど、俺が一番うざがってる」
「あ〜。そうなんですか。では、続いての質問。子供に伝えたいメッセージとかありますか?」
「ねえ。これっぽっちもねえ」
「ないんですか?」
「あると思ったべ? な〜〜んもねえ。伝えたいこととか全然ねえ」
「あ、はい。分かりました」
「あ、ちょっと待って。もう一回聞いて。『子供に伝えたいメッセージとかありますか?』ってもう一回聞いて」
「あ、はい。では子供に伝えたいメッセージとかありますか?」
「ねえ。なんも浮かばねえ」
「チッ」
「おい、お前。そういう態度とんなよ」
「すみません。次の質問行きますね。最近のマイブームは何ですか?」
「肩パン」
「……肩パンですか?」
「うん。肩パン。ハンバーグラーとかマジボコボコに殴る。あいつマジ弱えの。ウケる。思い出しただけで激しくウケる」
「全然面白くないんですけど」
「うるせえよ。肩パンすんぞ!! ハンバーグラーみたいに。やべ。思い出しちゃった。ウケる。」
「じゃあ最後の質問ですね。あ、子供からハガキが来ていますよ。ドナルドはどれくらいお金を持っているの? だって。可愛いですね」
「計り知れないほど持ってる。お前の親父には一生稼げない程の金を持ってる。
俺の価値がこのハンバーガー1個分だとしたら、お前の両親はそれにたかる蝿ほどの価値もない」
「はい。本日のゲストはとってもうざいドナルド・マ・マクドナルドさんでした〜〜」