×

[PR]この広告は3ヶ月以上更新がないため表示されています。
ホームページを更新後24時間以内に表示されなくなります。

TOPへ

今年もよろしくお願いします。


1月07日(休み終わり)

 

今年もたくさんのローライダーを見るために八景島まで連れて行ってもらいました。

 

相変わらずドハデな外車がずらっと並んでいて迫力がありました。

 

今年はちょっと違った趣向で僕もちょっと撮影をしてみる事に。

 

運よくエターナルソサエティさんにひっつかせていただき、走ってるところを撮らせていただきました。

エターナルさん去年に引き続きローマガとローライディングに取材され、写真をとられていました。

 

 

八景島はこんな感じです。

ビデオ撮影をしていて、僕の腕が相当ヒドイということが分かりました。

頑張って編集してPVにしてみようと思います。

 


1月14日(小銭の響き)

 

「地面にお金が転がったら誰よりも速く飛びつけ」

 

これはウチの父と母の教え。

僕は小さい頃から両親にそういい聞かされて育ってきた。

 

父「いいか? お金の所有権というのはとても曖昧だ。お札には通し番号なんかがあるが、誰もそんなものはチェックしない。

それを主張したとしても、周りの人だって確認のしようがないから限りなくグレーに近いフィールドで争う事ができるんだ!」

 

僕「ん? どういうこと??」

 

母「一回で理解しなさい! ほんとクズねお前は!! 要するに地面に落ちた瞬間からそのお金の所有権は消滅するってコト。

他人のお金が落ちたら音速で飛びつきなさいよ? さあしっかり稼いできなさい」

 

僕「分かったよ」

 

他人の落としたお金を拾うというバカバカしい行動に長い年月を費やし、

僕は「音速小銭キャッチ」という必殺技を身につけた。

 

何度も何度も挫折しながら研究を続け、飛びつく角度、

地面に激しく顔面を打ち付ける落下の仕方と血のりを顔に吹き付けるタイミング(←同情をさそうための高等技術)を覚えた。

 

これだけで100円単位のお金なら確実にゲットできるようになった。

老人は僕の必死な顔に呆れ果て、お金をあきらめていく程の実力がついたのだ。

なので小学生〜中学生まではこの技でお小遣いを稼いでいた。

 

だが、高校に入学してから僕はこの技を封印した。

 

理由は簡単。どうやらこの技は世間から見ると非常に恥ずかしい行動だと気づいてしまったからだ。

 

高校生になってようやく羞恥心が芽生えてきた僕の心。しかし、爪あとは深く残されていた。

 

そう、事件は最初のデートで起こった。

 

晴れた日、展望台で手を振る彼女を見つけ、僕は階段を駆け上がる。

彼女はニッコリと笑い、僕の腕を掴む。

 

「ラビハチくん。遅いよ! 3時間の遅刻だよ!?」

 

「ごめんごめん。大根の葉っぱを意味なくみじん切りしていたら、『みじん』って言葉が急に気になりだしてさ。ほらあるでしょ?

『あれ、なんだこの言葉? なんでこんな発音なんだ?』って思うこと。

でさ、僕っていったん気になりだすと止まらないからさ、みじん切りという言葉をノートにひたすら書きなぐっていたんだ。

そしたらいつの間にかこんな時間になっていたよ」

 

「??? まあいいや。遊びに行こうよ」

 

「ああ、今日はどこに行く?」

 

「今日ね、ちょっと面白い場所を見つけたんだ。一緒に行ってみようよ」

 

彼女がそういった瞬間、背後で小銭の落ちる音が聞こえた。僕が振り向くと、よぼよぼのおばあちゃんが慌てて小銭を追いかけている。

 

そして、小銭は僕のほうに向かって転がってきていた。

 

(あ、お金だ!)

 

僕は自分の体がうずくのを感じていた。そう、長年かけて身につけた技はいくら忘れようとしても体に染み付いてしまっている。

でも、拾ってはいけない。これはまぎれもなくおばあちゃんの金だ。

 

「地面にお金が転がったら誰よりも速く飛びつけ」

 

父と母の言葉(呪い)が頭の中に響いてくる。でもこれはおばあちゃんのお金だ。

 

拾ってはいけないんだ。僕は絶対に拾わない! 絶対にだ!!

 

「ちょっとラビハチ君! 何してるの!!?」

 

「え!?」

 

ハッと気がつくと、僕は小銭を拾いに来ていたおばあちゃんの手をジャストのタイミングで踏みつけ、

歪んだ笑みを浮かべていた。おばあちゃんの顔も痛みで醜く歪んでいる。

僕は慌てて地面から片足を離した。

 

「あ、す、すみません。転がっているお金を止めてあげようと思って……」

 

「にしても、踏みすぎでしょ! 十秒は踏んでたよ!!」

 

彼女が相当怒って僕に迫ってくる。僕はおばあちゃんに深々と頭を下げた。

 

「ほ、本当にすみませんでした」

 

「いや、いいんだよ。善意でやってくれた事だしね……」

 

そう言っておばあちゃんはよろめきながら去って行く。僕は胸がチクッと痛むのを感じた。

 

「ラビハチ君ってたまにおかしな行動とるよね。この間も小学生にアメフトタックルかましてたしさ……。

あれって何なの? ウケ狙い?」

 

そう、僕はちょっと前にも小学生が落とした金を奪おうと無意識のうちにタックルしていた。

忘れなきゃ、この技術は永遠に封印しなければいけないんだ。

 

「いや、何でもないよ。それよりデートだろ? どこ行くか教えてよ」

 

「あ、そっか。それもそうだね。実はこの公園に恋人が仲良くなれる有名なスポットがあってさ、今日はそこに行こうと思うんだ」

 

「へえ、いいじゃん。じゃあ行こうか」

 

「へへ。実はもう着いてるんだ」

 

「え?」

 

僕は辺りを見渡すが、そのような場所はどこにも見えない。

彼女は少し照れた表情で目の前の池を指差した。

 

「ここ」

 

「ここ? ただの池じゃん」

 

「ただの池じゃないよ。ここにカップルが二人で500円玉を投げ込むと二人の愛は永遠になるんだってさ。やってみようよ」

 

5、500円!!!!!!!!!!!!!!!!!???????

 

僕の心は激しくざわついた。だって500円といえば小銭の王様。タバコも買えるし松屋でお腹いっぱい食べられる。

そ、それを、池に投げ込む!? なんて愚かな行為だ。

 

僕が考えているうちに彼女は小銭を取り出した。

 

「さあ、やろうよ」

 

「い、いや、やめとこうよ」

 

「どうして?」

 

「やっぱりお金はもったいないよ。500円でしょ? 500円あれば色々できるじゃん。」

 

「いいの。私がそうしたいんだから。それに普通にデートするよりも安上がりでしょ? 映画だったら1500円以上かかるもん」

 

「そのかわり映画は面白えじゃねえかよ!! ちゃんと金額分楽しませてくれんだろ! 池に金投げて何が面白えんだよ!」

 

「ちゃんと効果はあるよ! 神様が祝福してくれるんだから!」

 

「こんな汚ねえ池に神様とかいるわけねえだろ! コケだらけ亀とかザリガニの死体とかしかいねえよ!!」

 

「い、いるもん!」

 

「いねえよ! テメエ正気か!! 一回病院で見てもらえ。この麻薬中毒者が!!」

 

僕が怒鳴ると、彼女はうずくまり、そのまま泣き出してしまった。

 

「ラビハチ君は私の事好きじゃないんだね」

 

ヤバい。言い過ぎてしまった。

 

僕は慌てて彼女の肩を掴んだ。

 

「そんなことないよ。泣かないで」(←豹変)

 

「好きなら一緒に投げてくれるはずだもん」

 

「いや、だって五百円だよ? もったいないなと思って……」

 

「ほら。やっぱり好きじゃないんだ……」

 

「……分かったよ。投げよう。一緒に投げよう」

 

僕は覚悟を決めた。そう。僕は完全に解き放たれなければいけない。この小銭の呪縛から。

 

彼女の手に握られた500円玉に手を添える。

 

これを機にまともな人間に更正しよう。彼女とならきっとできる。

解き放たれるんだ。呪縛から……!!

 

「じゃあ投げるよ」

 

「よし!」

 

「せーの!!」

 

川に向かって500円玉を投げ込む。

 

その瞬間、僕の体は無意識に動き出した。

 

「お金を見つけたら誰よりも速く飛びつけ。飛びつけ。飛びつけ

親の呪縛が僕の頭の中で何度もこだまする。

 

僕の体は一流のスポーツ選手のように無意識に川に吸い込まれて行った。

 

彼女の悲鳴にも似た叫び声が上がる。

 

「ら、ラビハチ君!? ラビハチくーーーーーーん!!!!」

 

僕は彼女の声も、姿も忘れ、ただただ目の前のお金に夢中になっていた。

 

「へ、へへへへへ。金。金だあ。へへ、へへへへへ!!!!!!!!!!!」

 

「ラビハチ君!! な、何をしてるのよ! 早く池から上がってきてよ! みんなが見てるじゃない!」

 

「関係ねえよ! そんな事よりも金だ! お前捨てたよな? 500円。もうお前に所有権はねえよ? 

見つけたら完全に俺のもんだ! 500円、500円!! うまい棒50本分を俺の手に!!」

 

必死になって小銭を探し続ける僕。5時間かけて500円を見つけたとき、辺りはもうすっかり暗くなっていて、

僕は完全に一人になっていた。

 

「はは、500円ゲットだ」

 

一人で小さく呟くと、自然と涙があふれ出した。

何故だろう。あの日の500円玉はやたらと月の光を反射して光っていた。

 


1月18日(弟の課題)

 

「ねえ、兄ちゃん」

 

「何?」

 

「課題終わらないんだけど」

 

「ふーん。何の課題?」

 

「国語。自分の気持ちを短歌にするの」

 

「短歌か……」

 

「3つ作らなきゃいけないんだよね。ちょっと手伝ってよ」

 

「え〜〜。めんどくさ!」

 

「いいじゃん。自分の気持ちを短歌にするだけだよ? 兄ちゃんいつもやってるじゃん!」

 

「やってねえよ! そんな気持ち悪い事!!」

 

「お願いお願い」

 

「しょうがねえなあ」

 

「よし、考えろ!」(←早くも今年ムカついたセリフNO1候補)

 

「あ〜、こんなのはどうだろう」

 

隙間風 スイッチ入れた 暖房の

熱にあてられ アイス買出し」   ラビハチ

 

「キモ!」

 

「おい! オメエが頼むから詠んでやったんだろ!」

 

「そうだった。で、どういう意味なの?」

 

「あのな、隙間風に凍えて暖房をつけるだろ? で、暖まると不思議なもので、今度はアイスが食べたくなる。

さっきまで寒かったくせにだよ? この身勝手さが地球を滅ぼすんだよ。人間って最低だよな」

 

「うん」

 

「この歌はそれを攻めてるの。ようするにこれは人間の贅沢な暮らしに対するアンチテーゼのような作品だな」

 

「カッコイイ〜〜」

 

「ありがとう」

 

「じゃあ、後2個だね」

 

「いやいや。自分で考えろよ」

 

ーーーーーーーー

 

どうでもいい話ですけど、

自分が作った短歌を人に向かって読むのは非常に恥ずかしいですよ。

(たとえそれがふざけ半分の作品だったとしても)

 

罰ゲームで「今の自分の気持ちを短歌にする」とかを友達にやらせると

ドSの方はかなり満足すること間違いナシです。


TOPへ