とりあえずアクのようなものを半泣きで取り除いていく。
うう。気持ち悪いよ。誰か助けてよ。
悪ふざけとかもうしないから。
しかしアクをとってみると、意外にも宝石のようなゆで卵が顔を出し始めた。
そんなわけはない。これで完成。
中から雛が「おつかれさまで〜す」とか言いながら出てきそうなほどグロテスクな卵。
ようするに僕が言いたいのはこういうことなんだ。
なんか子供が好き嫌いをしたりすると、親はよくこう言いますよね?
「アフリカの子供は食べるものがないのよ」って。
だめなんだ。そんなんじゃ。子供にはこういう料理をださなければいけないんだ。
生き物を殺して食べているわけなんだから、グロテスクさを見せないと。
親「はやく食べなさい!!」
子「え? だって気持ち悪いよ!!」
親「ウルァ!! クソガキ!! 気持ち悪いのは当たり前なんだよ!! 生き物が死んでんだからよ! 俺達はそれを食って生きてるわけだから、
これを見てしっかりと意識しろや!!」
子「うん……」
てな感じでうまくいくはずなんです。好き嫌いは逆に直るはずなんです。
じゃあみなさん、また会う日まで〜〜。バイバーイ。
こんな料理、他人から出されたら絶対に食わない。