罰ゲーム倶楽部 第2ゲーム だるまさんがころんだ


〜純な乙女にトラウマを〜


 

「だるまさんがころんだ」のゲームから5日が経った。

 

 優衣はあれから毎日のように頭を悩ませている。

 

 自分が負ける事なんてまったく考えていなかった。

 

「罰ゲームか……」

 

 優衣は小さく呟きながら罰ゲームの内容を思い返してみる。

 

 

 

 

罰ゲーム

「高橋百合という少女と、名前も知らない少年の仲を引き裂く」

 

 

 なんでこんな事をしなくちゃいけないんだと、優衣は大きくため息を吐いた。

 

 せっかくの休日なのに、真っ青な天気も心なしかどんよりと雲って見える。

 

 今日は部活の召集がかかっていた。集合場所は桜公園。

 

 間違いなく罰ゲーム決行日だ。

 


84ページ

次へ   前へ    TOPへ    目次へ