罰ゲーム倶楽部 第2ゲーム だるまさんがころんだ
〜純な乙女にトラウマを〜
「だるまさんがころんだ」のゲームから5日が経った。
優衣はあれから毎日のように頭を悩ませている。
自分が負ける事なんてまったく考えていなかった。
「罰ゲームか……」
優衣は小さく呟きながら罰ゲームの内容を思い返してみる。
罰ゲーム
「高橋百合という少女と、名前も知らない少年の仲を引き裂く」
なんでこんな事をしなくちゃいけないんだと、優衣は大きくため息を吐いた。
せっかくの休日なのに、真っ青な天気も心なしかどんよりと雲って見える。
今日は部活の召集がかかっていた。集合場所は桜公園。
間違いなく罰ゲーム決行日だ。
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