罰ゲーム倶楽部 第2ゲーム だるまさんがころんだ
「ていうかお前らマジで黙れ」
仁が睨みをきかせると、部員達は全員黙り込んだ。仁はそのまま続ける。
「とりあえず次のゲームは『だるまさんがころんだ』に。しようと思ってる。他にやりたいゲームがあるヤツは?」
「いいんじゃねえ?」
「ゲームはそれほど重要でもねえしな。」
「まあ、俺は負けねえし」
全員が頷いた。
「決まりだな。じゃあルールを説明する」
そう言って仁は大きな紙を取り出した。
「だるまさんがころんだ」ルール
・使用場所は第一校舎、ゴールは放送室とする。
・放送役が開始の合図を出したらゲームスタート。
・最後と最後から二番目にたどり着いた部員が罰ゲーム。
・「だるまさんがころんだ」コールに捕まっても同じく罰ゲーム。
・第一校舎のすべての廊下には監視カメラが仕掛けられている。ズルをした部員は制裁。
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