罰ゲーム倶楽部 第2ゲーム だるまさんがころんだ
優衣は、周りの世界が色を変えていくのを実感していた。
自分が今まで培ってきた常識を平気で壊していくクラブ、幼馴染の意外すぎる一面、なんでもありのケンカ。
いつもはそんなくだらない事は止める側の人間だったはずなのに、
いつの間にかそれを楽しんでしまっている自分がいる。
しかし、これはまだほんの序章に過ぎなかった。
次のゲームが始まった瞬間、優衣は今までのゲームが準備体操だった事に気づく。
夏のメインイベントまで後一週間。
遊びはまだまだ始まったばっかりだ。
第2ゲーム 完
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