罰ゲーム倶楽部 第3ゲーム ケイドロとお姫様
優衣と麻紀は机にしまってある教科書とノートをすべてカバンにしまいこんだ。
「ようやく一学期終わった〜〜」
「海、行きたいね」
「行きたいかも。すごく行きたいかも」
今日から夏休みだ。やりたい事はなんでもできる。お祭り、カキ氷、スイカ、花火、海。
考えただけでワクワクする。
「さあ、一学期も終わったし、遊ぶよ〜〜」
優衣が叫んだ瞬間、スピーカーから音声が流れた。
『罰ゲームクラブ、集合!!』
……忘れてた。私に自由はない。
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